1972年(昭和43年)にはじめての卒業生が出て以来、同窓会関東支部の設立は、長い間その必要性は認識されていたものの実現していなかった。
卒業生数も多く、職域も多方面にわたり、その所在の連絡・確認などが難題であり、在校生からの連絡などは学科の先輩、友人などの個人に頼っていた。
しかし、各学科有志による同窓会は不定期であったが随時行われており、設立のための基礎はできていたとも言える。
同窓会関東支部の発足のきっかけが初代学長である小池新二元学長の遺功を偲ぶ会であったこともまた何かの縁であったかもしれない。
1992年(平成4年)の同窓会設立当時の事情について触れている初代支部長の徳永氏の1996年(平成8年)第2回総会あいさつ文を以下引用する。
平成 3 年11月 23日、池亀氏(工業1期)の呼びかけにより、「1123小池新二フォーラム」が横浜にて開催されました。
当日、同窓会関西支部長の中ノ森氏(工業1期)も来浜、その主目的は、関東支部設立の為のオルグ活動の由でありました。
その主旨は、「同窓会本部設立以来、約 20年間会長役を引き受けてきた西村氏(環境1期)が、近年退役したがっていること、同窓生の大半がいる関東の同窓生の所在がわかり難いこと、西村氏の花道に、関東.関西の両支部揃って出席して、その労に報いたいこと」等でありました。
その場に居合わせた数人により、準備会の結成について約束、以下、数回の準備会を重ね、規約案の作成、名簿の作成、設立総会の準備を経て、平成4年10月 31日、第1回総会の運びとなり、関東支部が設立されました。
関東支部の範囲は、規約第 6 条では群馬、栃木、茨城、東京、神奈川、千葉、埼玉、山梨、静岡の1都 8 県の在住者もしくは在勤者を原則としていますが、長野、新潟、福島、北海道等の区域においても暫定的に会員として加入いただいており、平成8年11月現在、名簿記載人数 1,068名、会費納入者 406名 となりました。
第1〜4期の主な活動方針として、第1回総会時に述べたことは、次の3点でありました。
1については、上記記載通りで、十分な役割を果たせませんでした。
2については、本部の名簿が支部報告に基づき発行され始めた為、名簿記載内容の変更修正の情報収集に切り換えました。
3については、平成6年 9 月10日、開催しました。
その他、本部、関西支部との連絡、調整、出席等可能な範囲で勤め得たと思います。
今後、同窓会の役員会が行う活動のなかで、最重要項目は、名簿の変更・修正を含む管理であろうと思います。
そこから発展して、同窓生の近況情報収集、有用な情報の提供、人の紹介等若干ながら相互扶助的な活動ができれば、それ以上は望むべくもありません。
同窓会が小さいならば小さいなりに、より深い連携も可能と思われますので、益々の御活躍を御祈り致します。
設立の当初の課題は卒業生の所在を確認することであった。
今からすれば隔世の感があるが、本部の名簿でもほとんどの卒業生の所在が不明であった。卒業生がどこにいるのか、どんな活躍をしているのかが全く掌握できずに相互の連絡や在校生のための援助活動などもままならないものであった。
このため設立準備にかかわった準備委員を中心に連絡網を組織、4期ごとに1名の事務局員、各学科クラスに1名の幹事を立てて電話、ファックスなどにより卒業生の所在確認の作業をおこなった。また、その名簿を事務局長の竹下氏の辛苦の労により一元化、1000名余の名簿作成に至った。
また、支部活動費をどのように集めるのかも大きな課題であった。現在のように本部からの予算はなく、様々な案の中から会費10年分を1万円として集めることとし、第1回目の名簿発送時に振込み書を同封し、同窓会費を募った。1000名余の会員中、最終的に500名弱の会費納付があり、このような組織での納付については驚異的な納付率の高さであり、会員の関心の高さがうかがわれた。
1992年(平成4年)10月31日、約1年の準備期間を経て、銀座リクルートビルの会場に202名の同窓会員と来賓13名の計215名が集まり、第1回目の総会および懇親会が開催された。来賓は、安藤由典学長、大村英子学生部長をはじめ関東に在住の恩師7名、本部役員の西村会長、岩宮事務局長、関西支部の中ノ森支部長、同小林事務局長が出席した。
盛会のうちに発足が決議され、準備委員として参加した以下のメンバーが4期4年間の役員として選出された。また、関東支部事務局として練馬区江古田の叶シ湖工房会議室が設定された。
![]() 各役員の挨拶 |
![]() 来賓の方々 |
![]() 環境設計集合写真 |
![]() 工業設計集合写真 |
![]() 画像設計集合写真 |
![]() 音響設計集合写真 |
年月日 | 活動事項内容 |
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1991年(平成3年)11月 29日 | 第1回準備会会合 支部結成準備 |
1992年(平成4年)5月 23日 | 第2回準備会会合 規約案、名簿校正 |
1992年(平成4年)7月18日 | 第3回準備会会合 名簿案内送付 |
1992年(平成4年)8月中旬 | 第1版名簿、設立総会案内印刷、発送 947冊 |
1992年(平成4年)10月 31日 | 設立総会 第1回総会(銀座リクルートビル 出席202名、来賓13名) |
1992年(平成4年)12月 | 第1次名簿修正作業 |
1992年(平成4年)12月 28日 | 関東支部設立の案内印刷、発送(全会員) |
1993年(平成5年)9月 | 第2版名簿印刷、発送 発送数 1,041冊 |
1994年(平成6年)1月 22日 | 役員会 臨時総会開催計画 |
1994年(平成6年)6月 | 第2次名簿修正作業 記載事項の修正及びラべル化 |
1994年(平成6年)9月10日 | 第2回臨時総会(タワーボウリング出席134名、来賓9名) |
1996年(平成8年)9月 27日 | 第5回役員会 第3回総会計画 |
1996年(平成8年)10月 | 第3次名簿修正作業 記載事項修正、他機種へ変換 |
1996年(平成8年)11月 8日 | 第3回総会案内印刷、発送(全会員) |
1996年(平成8年)12月 7日 | 第3回総会(銀座レザブール 出席114名、来賓13名) |
1997年(平成9年)5月9日 | 新役員会引継ぎ 事務局移転 |
1998年(平成10年)2月 | 関東支部名簿データ化し本部へ提出 |
1998年(平成10年)9月26日 | 創立30周年イベント 運営助成 |
1999年(平成11年)3月26日 | 本部からの活動資金協力 |
2000年(平成12年)11月18日 | 第4回総会(ヴァンテアンクルーズ 出席101名 来賓12名) |
2001年(平成13年)2月2日 | 新役員引継ぎ |
2001年(平成13年)5月1日 | 大学統合に関するアピールを支部会員に発送 |
2001年(平成13年)10月20日 | 新社会人対象懇親会(福岡会館出席29名) |
2002年(平成14年)11月16日 | 第5回中間総会(横浜ザホテルヨコハマ出席84名 来賓10名) |
2003年(平成15年)10月1日 | 大学統合により九州大学芸術工学部・九州芸術工科大学 同窓会渾沌会関東支部に名称変更 |
![]() 第2回総会ボーリング大会 |
![]() 第2回総会懇親会ビアガーデン |
![]() 第2回総会懇親会表彰式 |
![]() 第2回総会受け付け |
■支部長:(定員1名 )
徳永 衆一(環境1期)
■学科理事;(定員 4 名 )
和田 秀穂(環境1期) 鷲尾 吉久(工業1期)
織戸 哲(画像1期) 月足 正春(音響1期)
■監事:(定員 2 名 )
勝浦 哲夫(工業1期) 藤 正明(工業 2 期)
■事務局長:(定員1名)
竹下 晴正(環境1期)
■事務局員;(定員若干名 )
尾座元俊二(環境 8 期),都甲 康至(環境8期)
満生 朋子(環境10期),佐伯 精隆(環境17期)
菅尾 貞登(工業 2 期),國分 裕二(工業 5 期)
福武 克幸(工業14期),曽里田 やすこ(工業19期)
雨宮 和男(画像 7 期),高租 智明(画像l0期)
吉岡 圭一(画像17期)
大橋 心耳(音響 2 期),小口 恵司(音響 7 期)
大山 宏(音響11期),滑 裕美(音響16期)
■支部長:(定員1名)
清水 康男(音響1期)
■学科理事:(定員 4名)
前澤 洋一(環境 4期),吉田 隆 (工業 2期)
雨宮 和男(画像 7期),河合 信幸(音響 2期)
■監事:(定員 2名)
織戸 哲 (画像1期),鈴木 元二(工業 3期)
■事務局長:(定員1名 )
大橋 心耳(音響 2期)
■事務局員;(定員若干名)
栗川 良秋(環境 2期),有座 雅彦(環境 7期)
都甲 康至(環境 8期),信田 玄(環境 11期)
坂原 祐樹(環境 17期),小島 富弘(環境 21期)
菅尾 貞登(工業 2期),國分 裕二(工業 5期)
福武 克幸(工業 14期),曽里田 やすこ(工業 19期)
馬場 表介(工業 21期)
大野 郁治(画像 1期),神領 正行(画像 8期)
吉田富士生(画像 9期),城 義博(画像 13期)
吉岡 正子(画像 17期),賀来 昌子(画像 23期)
中島 寛(音響 2期),小口 恵司(音響 7期)
平山 正充(音響 10期),中村ひさお(音響 18期)
前田 耕造(音響 2l期)
■支部長:(定員 1名)
菅尾 貞登(工業 2期)
■学科理事:(定員 5名)
有座 雅彦(環境 7期),東原 徹(工業 8期)
神領 正行(画像 8期),小口 恵司(音響 7期)
冨安 悠 (芸術情報1期)
■監事:(定員 2名)
大橋 心耳(音響 2 期),吉田 隆(工業 2期)
■事務局長:(定員 1名)
雨宮 和男(画像 7 期)
■事務局員;(定員若干名)
満生 朋子(環境 10期),田中 寛(工業 10期)
吉岡 正子(画像 17期),福満 英章(音響 10期)
行武 聡子(芸術情報 1期)
■支部長:(定員 1名)
中村 強介(画像 2期)
■学科理事:(定員 5名)
下家 純一(環境 10期),増成 和敏(工業 8期)
辻 順(画像 8期),福満 英章(音響 10期)
来山 陽一郎 (芸術情報 2期)
■監事:(定員 2名)
菅尾 貞登(工業 2期),雨宮 和男(画像 7期)
■事務局長:(定員 1名)
都甲 康至(環境 8期)
■事務局員;(定員若干名)
舛本 美和(画像 15期),久永 一郎(工業 19期)
磯田 和生(工業 23期),佐藤 史善(工業 25期)
津留 敬文(工業 25期),塚本 英勝(工業 27期)
上月 裕(情報伝達23期),冨安 悠 (芸術情報1期)
和気 正明(芸術情報 2期)
■支部長:(定員 1名)
冨安 悠(芸術情報1期)
■学科理事:(定員 5名)
前鶴 謙二(環境11期),川見 充彦(工業23期)
川内野 準(画像14期),亀川 徹(音響12期)
和気 正明(芸術情報 2期)
■監事:(定員 2名)
増成 和敏(工業8期),福満 英章(音響10期)
■事務局長:(定員 1名)
塚本 英勝(工業27期)
■事務局員;(定員若干名)
磯田 和生(工業23期),津留 敬文(工業25期)
舛本 美和(画像15期),石橋 圭太(工業25期)
服部 弥生(工業39期),久永 一郎(工業19期)
上月 裕(情報伝達23期),来山 陽一郎(芸情2期)
■支部長:(定員 1名)
有座 雅彦(環境7期)
■学科理事:(定員 5名)
足立 幸寿(環境11期),馬場 表介(工業21期)
加古 昌也(画像18期),中原 雅考(音響22期)
森 聡史(芸術情報 6期)
■監事:(定員 2名)
冨安 悠(芸術情報1期),川内野 準(画像14期)
■事務局長:(定員 1名)
中山 肇(画像25期)
■事務局員;(定員若干名)
川畑 耕平(環境26期),塚本 英勝(工業27期)
森川 裕美(芸術情報7期),上月 裕(情報伝達23期)
磯田 和生(工業23期),石橋 圭太(工業25期)
元松 翠(画像36期),服部 弥生(工業39期)